銘柄分析:ライトアップ(6580)のDCF法による理論株価-21年10月

ライトアップ(6580)は中小企業向けにITサービスを展開する会社で、最近は助成金自動診断ツール「Jシステム」が好調です。2017年3月期から2021年3月期のデータをベースに、2022年3月期から2027年3月期までの業績を予測して、理論株価をDCF法を用いて計算しました。21年3月期までの業績は『銘柄分析:ライトアップ(6580)のROIC-21年9月』を参照ください。

22年3月期~27年3月期までの業績予測

22年3月期は会社予測と同じになるように売上高成長率を20%とし、23年3月期以降は21年3月期までの実績から10%としました。減価償却費を除く売上原価は21年3月期まで売上高に依存せず500百万円前後なので、22年3月期を500百万円としてそれ以降は20百万円ずつ増加させました。20百万円ずつ増加にした根拠は特にありませんが、このまま売上原価が一定のままもどうかと思い今回はこうしています。減価償却費を除く販管費は21年3月期までの実績を元に売上高の47%としています。減価償却費は21年3月期までの実績を元に売上高の0.3%としています。税率は一律30%として、22年3月期から27年3月期までの業績予測は以下の表になります。

ライトアップ業績予測

22年3月期から27年3月期までの流動資産・負債の予測を以下の表に示します。非事業用現金はこれまでの実績を元に毎年10%増加するとしました。売掛金は21年3月期の実績を元に売上高の18%としました。棚卸資産は21年度の値は大きいですが他の年度に合わせて毎年5百万円としています。買掛金は21年3月期の実績を元に売上高の2%としました。

ライトアップ流動資産・負債予測

これらを元にした27年3月期までのフリーキャッシュフローは以下になります。

ライトアップ フリーキャッシュフロー予測

28年3月期以降の継続価値は保守的に0%として、割引率を1~10%としたときのDCF法による理論株価は以下になります。

ライトアップ 理論株価

ここ最近の株価の動きか激しいためか、ロイターのWebサイトで見るとβが2.79となっておりWACCが18%とかなってしまうので、有利子負債もほとんどないことから株主の期待収益率と単純に考えてWACCは6~8%くらいが妥当すると、理論株価は2,824~3,642円となります。

PERから計算した株価は以下になります。 2021年10月6日の株価は2,964円、予想PERは26.4倍となっています。

ライトアップ 理論株価

まとめ

2017年3月期から2021年3月期までのデータを元に、2027年までの業績を推測して、DCF法による理論株価を算出しました。理論株価は 2,824~3,642 円となり、 2021年10月6日の株価は2,964円(3,000円前後)は妥当な株価水準と考えられます。さらなる株価上昇のためには非事業用現金を有効活用した事業拡大が望まれます。

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