銘柄分析:住友不動産(8830)-21年3月

住友不動産(8830)は住友グループの不動産会社で、賃貸事業の割合が売上の約4割にも関わらず高い利益率を誇っています。賃貸ビル投資に優先的に資金を配分しており、株主還元は「持続的増配」に努めることを謳っています。そのため、配当性向は約11%と高くはありませんが、2015年3月期から連続増配しており、今期も5円増配して40円の予定となっており、予想配当性向は13.5%になります。

財務諸表分析

2021年3月期第3四半期の財務諸表が開示されていますので、昨年度と今期の貸借対照表と第3四半期までの損益計算書の数値を抜き出してグラフ化しました。キャッシュの増減が分かりやすいように流動資産のうち現金及び預金の色を変えています。

2020年3月期の貸借対照表と3Qまでの損益計算書
2021年3月期第3四半期の貸借対照表と損益計算書

住宅販売の割合が大きいですが、流動資産の割合はそこまで大きくありません。

キャッシュフローの推移をグラフに示します。賃貸ビル投資をすると宣言しており、フリーキャッシュフローはおおむねマイナスになっています。

キャッシュフロー推移

キャッシュフローマトリクスで見るとわかりやすいように、投資CFはおおむね同じくらいですが、営業CFが増えてきており、安定期と投資期の境目くらいまできていることがわかります。さらに投資を増やしていくのか、投資は同じくらいのままにして株主還元に回してくれるのか気になるところです。

キャッシュフローマトリクス

資産額の推移をグラフに示します。だんだん増えています。

資資産移

配当推移のグラフを示します。株主還元より賃貸ビル投資にお金を回すと言っており、配当性向は約11%と低めですが、利益の増加に合わせて増配はしています。

配当推移

まとめ

2021年3月25日の株価は3,819円で、予想PERは12.9倍、予想配当利回りは1.04%となっています。配当性向は低めですが、逆に考えれば将来的に配当性向を高める余地がある、つまり、配当を大きく増額する余地があるとも考えられます。予想PERは高くないので、長期投資目的で持つのもいいかと思います。

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