銘柄分析:野村不動産ホールディングス(3231)-21年5月

野村不動産ホールディングス(3231)は野村證券系の不動産会社です。マンションのブランド名はPROUDです。株主還元は配当と自社株買いを合わせた総還元性向40~50%を目標にしています。21年3月期の決算で21年3月期の配当を2.5円増配の82.5円とすることを発表し、9期連続の増配となっています。また、22年3月期も2.5円増配の85円を見込んでいます。株主還元方針に合わせて18年3月期から毎年自社株買いを実施しており、21年3月期は40億円の自社株買いを実施しています。22年3月期も、目標の総還元性向40~50%を達成するために60億円程度の自社株買いするのではないかと思われます。

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事業内容

売上で見て住宅販売とオフィス系賃貸が半々くらいの不動産会社で、マンション供給戸数では業界トップクラスとなっています。

野村不動産決算資料より

財務諸表分析

2021年3月期の財務諸表が開示されていますので、昨年度と今期のバランスシートと損益計算書の数値を抜き出してグラフ化しました。キャッシュの増減が分かりやすいように流動資産のうち現金及び預金の色を変えています。

2020年3月期のバランスシートと損益計算書
2021年3月期のバランスシートと損益計算書

住宅向け不動産とビジネス向け不動産の両方を展開しているため、流動資産と固定資産は半々くらいになっており、流動資産は戸建てやマンション用不動産が大半です。

次に財務指標を示します。ROEは10%以上を会社目標としていますが届いていません。

20年3月期21年3月期
粗利率28.6%31.5%
営業利益率12.1%13.1%
当期純利益率7.2%7.3%
自己資本比率30.6%30.4%
流動比率300.2%387.4%
固定比率158.3%149.7%
固定長期適合率59.7%53.1%
財務レバレッジ3.1873.277
総資本回転率0.3760.302
ROE8.8%7.3%
財務指標

キャッシュフローの推移をグラフに示します。フリーキャッシュフローはプラスとマイナスを行き来しています。21年3月期は営業CFはマイナスとなっていますが、17年3月期と同様に、住宅用不動産で期をまたいだ分が多くて棚卸資産が増えたことによるものと思われます。

キャッシュフロー推移

キャッシュフローマトリクスで示すと次のようになります。

キャッシュフローマトリクス

資産額の推移をグラフに示します。微増といった感じです。

資産推移

株主還元は配当と自社株買いを合わせた総還元性向40~50%を目標にしていいます。21年3月期の決算で21年3月期の配当を2.5円増配の82.5円とすることを発表し9期連続の増配となっています。また、22年3月期も2.5円増配の85円を見込んでいます。株主還元方針に合わせて18年3月期から毎年自社株買いを実施しており、21年3月期は40億円の自社株買いを実施しています。22年3月期も、目標の総還元性向40~50%を達成するために60億円程度の自社株買いするのではないかと思われます。

配当推移

まとめ

21年3月期は減収減益でしたが、22年3月期は増収増益を見込んでおり、売上・利益ともに過去最高との会社予想となっています。10期連続の増配も予定されており、これまでの傾向から自社株買いも実施されるものと思われます。2021年5月7日の株価は2,805円で、予想配当利回りは3.0%となっており、割高感もなく今後の株価の上昇が期待されます。

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