銘柄分析:京阪神ビルディング(8818)の目標株価-21年8月

京阪神ビルディングの中期経営計画を前提として、会社が重視している指標である税引後償却前経常利益とEV/EBITDA倍率から26年3月期の目標株価を推定しました。中期経営計画については関連記事を参照ください。

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銘柄分析:京阪神ビルディング(8818)-21年8月

26年3月期の中期経営計画の数値目標

中期経営計画で示された26年3月期の数値目標は以下になります。 この数値を前提に、現在の株価から目標株価を推定しています。

京阪神ビルディングの中期経営計画より

21年3月期の実績値から26年3月期の計画値までを一定割合で増加するとした各年度の値を以下の表に示します。EBITDAは営業利益+減価償却費としています。

中期経営計画の各年度推定値

また、1株あたりを算出するのに使用した株式数を以下の表に示します。21年3月期までは実績値、22年3月期からは21年3月期の値を使用しています。発行済株式総数から自己株式数を控除した値を用いています。

株式数

税引後償却前経常利益に基づく目標株価

京阪神ビルディングでは「新規投資及び株主還元の原資となるキャッシュ・フローの継続的な確保・拡大をモニタリングする経営指標として、税引後償却前経常利益を採用」としており、「税引後償却前経常利益=経常利益×(1ー法定実効税率)+減価償却費」となっています。法定実効税率は約30%で計算されています。

21年3月期の実績値と株価の最高(2,200円)・最低(1,183円)を基準にして26年3月期まで計画通りに進捗した場合の株価を計算しました。また、ここ最近の株価は1,400円前後となっていますので、1,400円を基準にした値も計算しました。

税引後償却前経常利益を自己株式控除後株式総数で割って1株当り税引後償却前経常利益にして、21年3月期の最高株価と最低株価、また1,400円の株価をその 1株当り税引後償却前経常利益で割ると、それぞれ19.5倍、10.5倍、12.4倍となります。この値を基準にして、22年3月期から26年3月期までの会社計画の税引後償却前経常利益(22年3月期~25年3月期は推定)から目標株価を計算しています。

目標株価 by 税引後償却前経常利益

26年3月期の目標株価は、2,030~3,775円となり、1,400円基準に対しては2,402円となります。直近の22年3月期に対しては1,315~2,445円となります。グラフを以下に示します。

目標株価 by 税引後償却前経常利益

EV/EBITDA倍率に基づく目標株価

時価総額(株価×自己株式控除後株式総数)にネット有利子負債(有利子負債ー現預金)を加えたEVをEBITDAで割ったEV/EBITDA倍率を基に目標株価を計算しました。21年3月期の株価の最高(2,200円)・最低(1,183円) 、1,400円に対してEV/EBITDA倍率はそれぞれ21.0倍、14.0倍、15.5倍となります。 この値を基準にして、22年3月期から26年3月期までの会社計画のEBITDA(22年3月期~25年3月期は推定)から目標株価を計算しています。

目標株価 by EV/EBITDA倍率

26年3月期の目標株価は、1,684~3,398円となり、1,400円基準に対しては2,050円となります。直近の22年3月期に対しては1,271~2,398円となります。グラフを以下に示します。

目標株価 by EV/EBITDA倍率

まとめ

中期経営計画の達成が前提になりますが、 税引後償却前経常利益を基にすると26年3月期の株価は2,030~3,775円、EV/EBITDA倍率を基にすると26年3月期の株価は1,684~3,398円となりました。今年は年初以来株価の低迷が続いていますが、今後の株価の上昇が期待されます。

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