銘柄分析:平和不動産(8803)-21年3月

平和不動産(8803)は1947年の東京証券取引所など証券取引所の賃貸が主力の不動産会社です。同業の三菱地所が第1位の株主となっています。株主還元の目標は連結総還元性向70%程度(2020年度~2023年度)、2023年度までに連結配当性向50%程度となっており、今期も増配を予定しています。

財務諸表分析

2021年3月期第3四半期の財務諸表が開示されていますので、昨年度と今期の貸借対照表と第3四半期までの損益計算書の数値を抜き出してグラフ化しました。キャッシュの増減が分かりやすいように流動資産のうち現金及び預金の色を変えています。

20年3月期のバランスシートと3Qまでの損益計算書
21年3月期3Qのバランスシートと損益計算書

財務体質は特に問題なさそうです。ビルの賃貸が主力のためほとんどが固定資産となっています。

キャッシュフローの推移をグラフに示します。フリーキャッシュフローはプラスとマイナスを行き来していますが概ねプラスで推移しています。

キャッシュフローの推移

キャッシュフローマトリクスでキャッシュフローの推移をグラフに示します。安定期と投資期を行ったり来たりしていますが、概ね安定期にいます。

キャッシュフローマトリクス

資産額の推移をグラフに示します。ほぼ横ばいです。

資産推移

株主還元の目標は連結総還元性向70%程度(2020年度~2023年度)、2023年度までに連結配当性向50%程度となっており、今期も増配を予定しています。昨年度(19年度)は自社株買いを実施しており、総還元性向は約50~60%となっています。

配当推移

まとめ

昨年度までは株主還元方針は配当性向30%でしたが、20年度からは総還元性向70%程度、配当性向50%程度と株主還元を強化しています。利益率も高く経営も安定しています。2021年3月11日の株価は3,405円で、予想PERは20.0倍、予想配当利回りは2.0%となっており少し高めですが、今後の株主還元強化に伴う株価上昇が期待されます。

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