銘柄分析:GCA(2174)-21年4月

GCA(2174)はグローバル独立系M&Aアドバイザリーファームで、日米欧を中心に25拠点を展開しています。日本M&Aセンター(2171)、M&Aキャピタルパートナーズ(6080)、ストライク(6196)のようなM&A仲介ではなく、買収側または売却側のどちらかについてアドバイザリー業務を行っています。2019年の決算説明資料から「M&Aアドバイザリーファーム」ではなく「M&A及び資本市場における助言サービスを提供する独立系グローバル投資銀行」と自身のことを記載しています。自分がM&Aを実施するのも積極的で、固定資産の約半分はのれんとなっています。2017年に配当と自社株買いで100%株主還元を実施することを宣言しています。

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事業内容

GCAはグローバルM&Aアドバイザリーサービスを主力として、他に戦略・PMIコンサルティング、デューデリジェンス、アセットマネジメントサービスを行っています。

GCA資料より

財務諸表分析

2020年12月期の財務諸表が開示されていますので、昨年度と今期のバランスシートと損益計算書の数値を抜き出してグラフ化しました。キャッシュの増減が分かりやすいように流動資産のうち現金及び預金の色を変えています。

2019年12月期のバランスシートと損益計算書
2020年12月期のバランスシートと損益計算書

優良な財務体質となっています。固定資産の約半分はのれんになります。

次に財務指標を示します。20年12月期は売りげの減少により利益が減っておりROEも下がっています。

19年12月期20年12月期
粗利率27.9%23.0%
営業利益率14.3%8.0%
当期純利益率9.8%3.9%
自己資本比率59.4%58.9%
流動比率172.2%196.0%
固定比率79.6%75.3%
固定長期適合率68.6%62.7%
財務レバレッジ1.6641.667
総資本回転率0.6470.587
ROE10.7%3.9%
財務指標

キャッシュフローの推移をグラフに示します。フリーCFはプラスで推移しており、現金も十分に保有していることがわかります。

キャッシュフロー推移

売上、利益の推移をグラフに示します。M&Aアドバイザリー業務なので、景気が悪いとM&Aも少なそうなので売上も減っているイメージです。21年度12月期は18年度並みの売上を予想しています。

売上・利益推移

株主還元について、2017年5月12日に配当方針の変更ということで以下のような方針となっています。
・配当と自社株買いで100%の株主還元を実施
・年間配当35円を下限とする(中間17.5円、期末17.5円)


17年12月期から配当は35円をキープしています。18年12月期は自社株買いを実施しており、総還元性向で100%近くになっています。21年12月期の配当予想は35円となっており、業績予想から計算される予想配当性向は72.7%となっています。そのため、100%株主還元に向けて増配または自社株買いの実施が期待されます。自社株買いの場合は約5億円の自社株買いを実施すると総還元性向が100%近くになります。年間35円配当のときの配当総額は約15億円であり、20年12月期末で約200億円持っているので、配当や自社株買いを実施するのに十分な現金を保有しています。

配当推移

まとめ

21年12月期の業績予想は好調であり、100%株主還元方針から増配や自社株買いの実施が期待されます。2021年4月16日の株価は825円で、予想PERは17.1倍、予想配当利回りは4.56%であり高配当銘柄となっています。

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