銘柄分析:アステリア(3853)-21年4月

アステリア(3853)は1998年にXML専業ソフトウェア会社として設立され、XML技術をベースとしてシステム連携ソフトウェア「ASTERIA Warp」を開発しています。2018年にインフォテリアから商号変更しています。2017年にThis Place社を買収してデザインサービス事業を展開しましたが、それが原因で2020年3月期にのれんの減損処理による赤字になりました。ブロックチェーン関連の特許を持っているということでたびたび話題に上がります。株主還元は、内部留保の充実に重点を置くとともに業績に裏付けられた株主への利益還元を積極的に行っていくとなっており、配当を実施しています。

事業内容

システム連携ソフトウェア「ASTERIA Warp」を主力とするエンタープライズ事業と、ネットサービス事業、デザインサービス事業を展開しています。

アステリア会社説明資料より

ときどきアステリアと言えばブロックチェーン関連の特許で話題に上がりますが、特許第6843327号「投票システム、投票プログラム」のことを指していると思われます。内容は「期間内の再投票が可能かつ投票確定後には改ざんが難しい投票システムの提供」となっています。請求項1に、所有する持ち株数に応じて複数の秘密鍵と公開鍵を生成して投票できるようにすると記載されており、株式総会での投票に関連した特許となっています。

財務諸表分析

2021年3月期第3四半期の財務諸表が開示されていますので、昨年度と今期の貸借対照表と第3四半期までの損益計算書の数値を抜き出してグラフ化しました。キャッシュの増減が分かりやすいように流動資産のうち現金及び預金の色を変えています。

2020年3月期の貸借対照表と3Qまでの損益計算書
2021年3月期第3四半期の貸借対照表と損益計算書

次にキャッシュフローの推移をグラフに示します。

キャッシュフロー推移

売上高と当期利益の推移を示します。2018年3月はThis Placeの買収により売上が増加し、20年度にのれんの減損処理を迫られ売上・利益ともに減っています。

売上高・当期利益推移

株主還元は、内部留保の充実に重点を置くとともに、業績に裏付けられた株主への利益還元を積極的に行っていくとなっており、配当性向は昨年度を除けば20~40%くらいになります。株価が高いので配当利回りでみると低いですが、ほどよく配当を出しています。

配当推移

まとめ

配当利回りでみると高くないですが、配当金も出しており、成長株としてポートフォリオに入れてもいいかもしれません。2021年4月9日の株価は863円で、予想PERは47.4、予想配当利回りは0.46%となっています。

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